腹膜播種外来、開設します。

腹膜播種(ふくまくはしゅ)とは、腹腔内臓器のがん(胃がん、大腸がん、卵巣がん、腹膜偽粘液腫など)が進行することにより、腫瘍細胞(がん細胞)が腹腔内を覆う腹膜に生着して転移した状態です。
腹膜播種に対する治療は抗がん剤治療が通常は施行されておりますが、十分な効果が得られていません。
しかし、腹膜播種の状況によっては切除可能となる方がいらっしゃいます。
腹膜播種を切除する腹膜切除術によって比較的良好な結果が出ており、欧米では選択肢の一つとなっておりますが、日本ではごく限られた専門施設のみで施行されているのが現状です。

腹膜播種治療の専門施設である、滋賀県草津市 草津総合病院(現 淡海医療センター)での腹膜播種治療の経験をもとに、担当医師が専門外来で対応致します。
患者様の状況に合わせて、必要な際には審査腹腔鏡(全身麻酔下、腹腔鏡による腹腔内観察・評価)を行うことで、専門施設へのご紹介をスムーズに行います。
手術・退院後の外来での定期診察も当院で行います。
腹膜播種と診断されて話をお聞きになりたい方、腹膜播種の治療に難渋されている医療関係者の方、是非ご相談ください。
受診希望の方は事前予約と診療情報提供をお願いしております。
まずはお電話でお問い合わせください。

担当医師: 基 俊介